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PMDD(月経前不快気分障害)の症状を調べてみた

はじめに

生理前の体調不良であるPMSはよく知られていますが、精神的な症状が強く出るPMDD(月経前不快気分障害)というものがあります。

日本ではまだあまり知られていないようなので、今回この記事でまとめたいと思います。

実際の診断基準を参照しましたが、難しい言葉が多かったので、この記事では分かりやすい言葉でまとめています。

生理前のイライラや不安等で悩まれている方の参考になれば幸いです。

PMDDの症状が出る時期

  • 生理予定日から7日前頃 : 症状が出始める
  • 生理開始2,3日目頃 : 症状が少し楽になり始める
  • 生理終了後 : 症状がなくなる

症状の時期は、具体的な時期は個人によって違うと思いますので、日記などで自分の気分の記録を取ると自分の症状の時期がわかりやすくなると思います。

PMDDの症状チェックリスト

<精神的な症状>

  1. 悲しい、涙もろい
  2. イライラ、怒り
  3. 不安、緊張

<他の症状>

  1. 興味がなくなる
  2. 集中が難しい
  3. 疲れやすい
  4. 食欲が増える
  5. 眠たい
  6. コントロールできない
  7. 身体の症状(胸の張り、関節痛、筋肉痛、体重の増加)

以下のすべてにあてはまる場合、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性が高いと思われます。

  • <精神的な症状>のうち、1つ以上の症状がある
  • <他の症状>のうち、1つ以上の症状がある
  •  <精神的な症状>+<他の症状>の合計5つ以上ある

PMDDは何科を受診する?

症状が当てはまる方は病院に行かれたほうがいいと思いますが、日本の病院では、まだPMDD(月経前不快気分障害)の診療をしているところが少ないです。

私個人的には、精神科もしくは心療内科で精神症状を見てもらうことをお勧めします。なぜなら、婦人科では精神的な症状を抑える薬をもらうことが難しく、ホルモンバランスを整えるためにピルを処方されることが多いからです。

また、PMDDで薬を処方してもらえるところは少ないです。おそらく、PMDDの治療薬として認可されている薬がないのかもしれません。なので、PMDDとして診断してもらおうとするのではなく、うつ症状があるならうつ病、不安な症状があるなら不安症として診断をうけ、薬や漢方を処方してもらうと言う流れがおすすめです。もちろん婦人科と両方行かれてもいいと思います。

参考資料
米国精神医学会「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」(2013年5月)
月経前不快気分障害(PMDD) 山田 和男 (著) -Amazon

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